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- 2022.7.01
- 訪問看護エピソード「食べることのケア①」
セコム訪問看護ステーションでは、ご利用者の価値観や人生観を大切に看護を行っています。
そんな訪問看護師たちの思いを、実際に訪問した事例を通してご紹介していきます。
「食べることのケア①」
食べること。それは「身体を維持していくために必要な栄養素を摂るための行為」といってしまえばそうなのですが、何をどのように、いつどこで食べるのかは習慣であり、個性であり、まさにその人らしさを映し出すものです。
入院生活の中では、好きに食べることができなくても、「食べること」も1つの治療として、何とか自分の欲求と折り合いをつけながら納得できます。しかし、在宅療養は自分のテリトリーでの生活であり、自分の望む食生活が可能になります。
そんな食べることの大切さに注目したケアの事例をご紹介します。
Sさんは78歳の男性で、75歳の妻と2人暮らしでした。
パーキンソン病でほぼ寝たきりの状態で、嚥下障害も進んでいました。
食事状況は下記の通りでした
■食事の内容
食事はお粥など、食材を柔らかく煮て細かくつぶしたり、ほぐしたりしています。増粘剤を使用したこともありますが、味が嫌いらしく食べません。
■食事量
お粥はお茶碗7分目程度、おかずは作られた量の半分程を食べています。
■食の好み
お酒が好きで、以前は毎晩日本酒を飲んでいました。お酒と一緒にお刺身もよく食べていたそうです。
Sさんの「食べること」についてどのようにケアを行ったのか、次回に続きます。