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看護現場の豆知識
- 2021.4.07
- 「報告・連絡・相談」を正しく行うためには?⑨
毎月、セコム訪問看護ステーションで取り組んでいる「ISBARC」のトレーニングを少しご紹介します!
※ISBARCとは?
正しく「報告・連絡・相談」を行うためのコミュニケーションツール
「I:報告者」「S:状況」「B:背景」「A:判断」「R:提案」「C:指示の再確認」を意識して伝えます。
■今月のトレーニング
・訪問看護師Aさんが、所長の不在時に新規依頼の電話を受けました。どのような報告をすればよいでしょうか?
~報告の様子~
Aさん:所長、○○病院のBさんから電話がありました。
所長 :どのような内容ですか?
Aさん:新規の依頼だそうです。所長が不在でしたので、折り返し電話します、と伝えてあります。
所長 :何か情報は聞いていますか?
Aさん:聞いていません…
所長 :急ぎのご利用者ですか?
Aさん:明後日には退院予定ということで、急いでいるようでした。
所長 :返事はどこにすれば良いですか?
Aさん:○○病院のBさんにお願いします。
所長 :看護相談室のBさんですか?
Aさん:そうだと思います…
皆さんはどのように報告・相談しますか?
セコム訪問看護ステーションでは、「I:報告者」「S:状況」「B:背景」「A:判断」「R:提案」「C:指示の再確認」を意識して、各ステーションで報告方法についてカンファレンスを行いました。
●カンファレンスを実施してみて、このような声が聞かれました
・相手の都合を確認し、こちらから折り返しできる時間を伝えるなど、先方への配慮が重要である。急ぎの旨、事前に伝えておくことも必要。
・事前に訪問頻度や、看護内容、訪問導入時期などの情報確認しておくことで、今後の調整がスムーズになる
■今回のトレーニングのポイントについて
所長宛ての電話を受けることはよくありますが、いつ、どのような内容を報告するべきか迷うことはありませんか?今回の例題のように、電話があったという報告だけでは、所長はどう行動したらよいのか迷ってしまうでしょう。
電話内容と自分の考えをISBARCに当てはめて整理することで、報告するタイミングやポイントがまとまり、所長に的確な対応をしてもらえる報告ができそうですね。日頃からISBARCを意識して情報整理することで、簡潔明瞭な報告ができるようになるのではないでしょうか。