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訪問看護の現場から

看護現場の豆知識

2020.11.10
「報告・連絡・相談」を正しく行うためには?④

毎月、セコム訪問看護ステーションで取り組んでいる「ISBARC」のトレーニングを少しご紹介します!

※ISBARCとは?
正しく「報告・連絡・相談」を行うためのコミュニケーションツール
「I:報告者」「S:状況」「B:背景」「A:判断」「R:提案」「C:指示の再確認」を意識して伝えます。

■今月のトレーニング

・Aさんのお宅に、予定の訪問にきました
・バイタルサイン:体温38.0℃、脈拍85回/分、血圧102/70mmhg、SPO2 92%
・最終排便は2日前、下肢浮腫はありません
・意識レベルに異常はなく、肺音は右肺に副雑音が聴取されます
・妻より朝食の時に牛乳を飲んでむせていた、という話がありました
・Aさんは1回/2週の頻度で訪問診療を受けており、次の訪問診療は10日後です
・誤嚥しているようだが、次の訪問診療まで様子を見ていて良いか、所長に相談をすることにしました

皆さんはどのように報告しますか?
セコム訪問看護ステーションでは、「I:報告者」「S:状況」「B:背景」「A:判断」「R:提案」「C:指示の再確認」を意識して、各ステーションで報告方法についてカンファレンスを行いました。

●カンファレンスを実施してみて、このような声が聞かれました
・何を相談したいのか、自信の中で明確にしておくことが必要である
・起きていることを説明する際に、誤嚥の状況を「誤嚥性肺炎」や「肺炎」と病名で伝えることは、診断になるので避けるべきである

●今回のトレーニングのポイントについて

今回のトレーニングは、訪問時にご利用者の状態がいつもと違ったため、所長に往診の依頼の仕方や、訪問の追加の相談をする場面でした。所長に利用者の状態を報告し、自分で判断したことを伝え、何を相談したくて電話をかけているのか、を伝えます。
今回のポイントは、所長から対応方法の助言を得ることです。所長への報告・相談で伝われば、この後に医師へもISBARCで報告できますね。