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訪問看護の現場から

その他

2022.10.03
訪問看護エピソード「疼痛を伴う癌のターミナルケア①」

セコム訪問看護ステーションでは、ご利用者の価値観や人生観を大切に看護を行っています。
そんな訪問看護師たちの思いを、実際に訪問した事例を通してご紹介していきます。

「疼痛を伴う癌のターミナルケア①」
「在宅でご利用者の話をじっくり聞いて、その人らしく生きられるようサポートしたい」と考え、訪問看護師を目指している方も多いと思います。在宅でのターミナルケアや疼痛管理は増加しており、訪問看護師も大きな役割を担っています。
疼痛があってもコントロールしながら、自宅で最期を迎えたい、そんなご利用者の事例をご紹介します。


Kさんは48歳の男性で、妻と3人の子供との5人暮らしでした。
自営業を営み社長として頑張っていましたが、胃がんとなり予後半年と告知されました。
退院後は、日中は本人の希望で仕事をしていましたが、その後疼痛が増強し、再度入院。Kさんの痛みに合わせた疼痛管理ができる、精密輸液ポンプをつけて、退院となりました。
退院当初は「最期は病院」でとのことでしたが、現在は「最期まで自宅で過ごしたい」という希望があります。

Kさんの希望を叶えるため、どのようにケアを行ったのか、次回に続きます。