セコム訪問看護ステーション
理学療法士・作業療法士
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病院におけるリハビリテーションは、失われた機能の回復と能力改善を目的に行われます。一方、訪問リハビリテーションでより大切になるのは、ご利用者の「したい」を叶えることです。それぞれの暮らしに沿った観点から、その方の人生に参加して最善の方法を見つけていくことが、この仕事の大きな意義となります。そのために看護師と緊密に連携できることが、セコムの強み。身体状況や疾患などについて判断に迷う時はすぐに相談でき、リハビリテーションの側面だけではない情報を得られることで、多角的なサービスをご提供することができます。
また、バイタル測定、更衣・オムツ交換、症状に対する適切な報告、医療機器に対する注意点、訪問時のマナーなど、必要となる知識や技術は、充実した育成制度の中で学ぶことができるため心配ありません。

子供から高齢者、病状や障害の軽い人から重い人まで訪問リハビリテーションを必要とするすべての人にサービスを提供しています。
現在、セコムの訪問リハビリテーションのご利用者は300名程です。
年齢層は60歳以上が大半を占めうち90歳以上が23％です。
0～14歳以下の年少者も少数ですがおり、成長に合わせた支援をしています。（2022年7月時点）

ご利用者の主な疾患は、認知症、脳血管疾患（脳梗塞・脳卒中）、がん、心疾患（心筋梗塞、心不全）、呼吸疾患（COPD、肺気腫、肺炎）、難病（パーキンソン、ALS等）など多岐にわたります。
また介護度も要支援者だけでなく、要介護度3.4.5の高い方も多く機能回復から機能維持、ターミナル期などご自宅で療養するご利用者を支援しています。

看護師と密にコミュニケーションを取ることで内科的な助言が速やかに得られます。そして、情報交換をすることでアセスメントができ、リハビリテーションの選択肢が増やせます。また、リスクマネジメントもでき、安心感にもつながります。チームで関わり、相談しながらご利用者に向き合えるからこそできるアプローチがたくさんあるのです。
しかし、職種が異なるからこそ考え方や価値観が違ってくる場合もあります。まずは、それぞれが職種の違いを認識し尊重し合い、理解することが必要です。違いを認めセラピストと看護師の互いの強みを生かしながら考え方を擦り合わせ、多面的なコミュニケーションを重ね、勉強会や事例紹介なども積極的に行うことにより多様なご利用者を支えていけると考えています。

育成制度でフォローアッププログラムを用意しており、必要な技術や知識はしっかりと学べます。効果的なコミュニケーションの取り方、幅広い疾患に対応できる力などを1年間で身につけることが可能です。また、これまでにセラピストから上がってきた疑問点をQ＆Ａとして資料にまとめ、誰でも確認できるようにしています。
一人での訪問や、経験のない疾患のご利用者への訪問で困った際も、すぐに看護師に相談できる体制を整えているので安心してください。さらに、月に1回のペースで開催しているセラピスト会議で、他のステーションのセラピストへの相談や意見をもらったりする機会もあります。また、適宜電話での相談にも対応しています。

セコムでは、セラピスト全員にスマートフォンを支給しています。日々の記録・計画書の入力は場所を選ばず、各セラピストや看護師が記入したご利用者毎の情報もすぐに確認できるなど、スムーズな情報共有を実現。緊急時の対応方法もすぐに閲覧することができます。また、歩行動画、ADL動画、シーティングやポジショニングの写真を撮影して共有し、タイムリーな相談も可能です。さらに、職場復帰するご利用者の通勤経路などの生活環境をスマートフォンの地図を利用して確かめるといった使い方もしています。
誰が訪問をしても、同レベルのリハビリテーションを行えるというご利用者への安心感。一人で訪問することに対する不安の払しょく、事務処理の負担軽減。セコムのICTは、いつでも「つながれる環境」でバックアップしています。

私が勤務するステーションは、5名のスタッフが働いています。スタッフの業務の整理やサポート、スケジュール管理を行いながら、リハビリテーションで付加価値を生み出すことがミッションです。そのための目標と計画を立て、一つずつ達成しながら組織づくりを行うやりがいはセコムならでは。「地域に求められる存在」を皆で考えながら答えを導いていく過程で、自分自身の成長も感じられています。一方、現場でのやりがいはご利用者に長期間関われることですね。例えば、生活の幅を広げたいという方へ年単位でプランを立て、2年越しで一緒に桜を見に行けた時は本当に嬉しく思いました。
セラピストにできることはまだまだありますし、組織づくりを行う面白さは他では味わえないと思います。一緒に新たな可能性に挑戦していきましょう。

セコムの平均残業時間は月に約2時間程です。（2021年度実績）オンとオフのメリハリをつけやすく、ワークライフバランスをしっかりと取ることができます。有給休暇については、積極的に取得するように会社の方針で定められており、時間単位での取得も可能。育児や介護、自身のリフレッシュなど柔軟な使い方ができます。
また、子育て世代を応援する文化があり、男性の育児休暇取得実績もあります。育児休暇から復帰する際は、時短勤務で仕事と家庭を両立しながら活躍するスタッフも大勢おり、さまざまなライフステージを経ても働き続けられる環境を実現していることも特徴です。例えば、お子さんの急な体調不良で急遽休まなければならない場合は、代わりのスタッフがフォローに回るなど、全員で助け合いながらスケジュールを調整しています。